現代人の多忙な日常に点在する『無駄』、それに価値を見出す人は決して多くありません。その無駄に価値が生まれる、その視点を発見する、そんなきっかけがあれば、私たちの日々はもっと豊かになるのではないでしょうか。NATURE VS SCIENCEは、来たるべき近未来へ送るブランドです。

スタートアップ時の主力商品はシャンプー、トリートメント。希望価格設定は一般的なヘアケア商品より何倍も高く設定されていました。これらをどのようにして販売していくのか。クリエイティブの軸となるコンセプトの構築、ブランド人格構成、マーケット定義に挑戦しました。パッケージは他社のオーガニック製品とは全く違う、硬質で無機質なビジュアルに落とし込みました。現在展開されている商品は、温度で色が変化するレインコート、究極のスカルプセラム等、詳細までこだわりぬいています。

未視感の強い商品ビジュアル、平均を大きく上回る価格帯、そして特殊なブランド名。ブランドに込めたメッセージを『言葉』だけで表現をしない。安直なモチーフの写真やイラストを安易に使わない。非常に表現方法のバランスが問われるプロジェクトでした。