RECRUITMENT | 株式会社アドラボ

tokoya.

毛髪診断士でもあるクライアントが目指していたのは薄毛を含め髪に悩む人をターゲットに据えた美容院。
男性専用の美容院の店舗デザインとブランディング全般を依頼されました。

マーケット調査の末、見えてきたのは提供側の男性美容意識の多様化と、受け手側の保守性。生活者に髪を切る場所をスイッチしてもらうというハードルを超えるためにどういうコミュニケーションが取れるかを考察。「床屋現代にアップデートした機能系美容院」というコンセプトを軸に、ブランド開発を進めていきました。
床屋が担っていた役割から、現代に必要なものを加えて、不必要になったものを削っていく——結局、クライアントとがっぷり四つで、お店のあり方・サービスまで構築させていただきました。

シンプルなボックスロゴのtokoyaの文字は男性の様々な髪質をスラブセリフ体に落とし込みました。また目を引くためのアイキャッチエレメントとして、床屋の赤と青のサインポールを再構築した、2色のスラッシュを設計しました。
メインビジュアルソースとタイポグラフィーを使い、シンプルながら洗練された男性のイメージを表現しています。

店舗デザインの軸においたのは「ホスピタリティ」と「機能性」、それに少しの「先端性」。
深刻な髪の悩みも相談できるよう、メンズエステのようにパーティションで区切った広めのプライベートスペースを設計。フルリクライニングのシートを中心にして必要な器具を周りに隠して配置することで、プライベートな空間で1人の美容師が客様の髪の悩みにお応えしながら全てのサービスを完結できる。機能系美容院のコンセプトを体現する空間にしました。

その他、Webサイトや店内の電子メニュー、店内動画、広告物まで全てを一括してブランド管理することで、高いメッセージ性と顧客満足度に繋がるように構築。その後もtokoyaをブランディングを継続させつつ、継続的に広告提案をさせていただいてます。